17日スタートのオトナの土ドラ「さくらの親子丼」(東海テレビ・フジテレビ系)に主演する女優の真矢ミキ(56)がこのほど取材に応じ、ドラマへの抱負を語った。
真矢にとって連続ドラマの主演作がシリーズ化されるのは初。2017年10月に第1弾、18年12月に第2弾が放送された人気シリーズで、民間の子供シェルターを舞台に、主人公の九十九さくら(真矢)が温かい料理を通じて傷ついた子供たちと心を通わせていく物語である。
--撮影は快調ですか
「さくらを演じるほど自分と一体化してくる気がする。どこか私を正してくれるし、定期的に“人生のバイブル”のように台本がやってくる(笑)。さくらのように本職以外で何かの役に立てないかと思うことも多くなった。カメラの中のさくらは生身の自分のような感じがする」
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--どのようなところが視聴者の方々に共感、支持されていると感じますか
「時代と合致していることだと思う。平成から令和、コロナ禍でさらに虐待や育児放棄などのニュースを拝見するたびに、またさくらに出会えることの必然性を感じる」
--前作と違うところは
「今までのように正義感だけでは走れない。時代も変わり、子供たちとの普通の会話がより難しくなってきて、もしかしたらさくらは今の時代とは逆行したウザさがあるのかも知れない。でも“それでも言わせて、守らせて”と愛のあるしつこさみたいなものを痛い思いをしながら演じている」
--真矢さんにとってさくらはどういう存在ですか
「愛着があるし、さくらのように見過ごせないところも似ていると思う。正義感は出し方によってはその人の人生を大きく変える出来事も起きてしまう。“善人”とはとてもいい言葉だと思って生きてきたが、単純にとらえてはいけない、センシティブな言葉だと思った」
--視聴者の方々にメッセージをお願いします
「厳しい状況の中で虐待のニュースはさらに増加している気がして、この物語は決して遠い話ではないと思っている。できる範囲のことでいいので子供たちを応援し、大人も子供たちと変わらずぶつかりながら生きているというところを見ていただきたい」
17日の初回は午後11時50分から、その後は毎週土曜午後11時40分から放送される。
出演は新川優愛、山崎静代、鶴見辰吾、名取裕子。子供たちは井本彩花、hibikiら9人のキャストが彩る。