東京メトロは16日、2017年からリニューアル工事を進めていた銀座駅を報道陣に公開した。改札内の天井に銀座の街を象徴する建物を映し出し、コンコースには芸術作品を展示。優雅さと高級感を演出し、エレベーターなどの新設で利便性も向上させた。
銀座駅は地下鉄3路線が乗り入れており、改札を銀座線は黄、丸ノ内線は赤、日比谷線は銀にライトアップした。銀座三越や有楽町マリオンなど周辺施設の写真を天井に示し、地下でも場所が分かりやすいようにした。
東京五輪・パラリンピックの聖火リレーのトーチをデザインしたアーティスト吉岡徳仁さんの新作をコンコースに展示。六角形のクリスタルガラス636個を縦約1・6メートル、横約3・5メートルに並べた。吉岡さんは報道陣に「乱反射する光で世界地図を表現した。見る人の毎日に輝きを与えたい」と語った。
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エレベーターや多機能トイレを設置し、ホームをかさ上げして列車のドアとの段差をなくすなど、バリアフリーにも配慮した。東京メトロの担当者は「50年先まで愛着を持って使われる駅になるよう心掛けた」と話した。