同署によると、火災は15日午後9時頃発生。約5時間後の16日未明に鎮火して木造2階建て約200平方メートルのうち150平方メートルが焼けた。小野さんが死亡したほかに、住人ら3人が逃げる際に右足を折るなどして、病院に搬送された。
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警察官が現場に駆けつけた際、金田一容疑者は一人で放心したように、高さ約50センチのアパートの塀に腰掛けていた。安全なところまで誘導しようと声をかけると、「灯油のにおいがしたので、事情を聴いたら自分が火をつけたと認めた。服は灯油でびしょびしょだった」(同署)。
金田一容疑者は「新型コロナウイルスの影響でアルバイト先の飲食店が4月頃休業して収入が途絶えた。持っているお金もなくなった」と供述。さらに「先のことを考えると不安で絶望しかなかった」と話している。
1階の自室と自分に灯油をかけてライターで火をつけたとみられるが、けがはなく、なぜ逃げだしたのか不明という。