“フジテレビ平成木10ドラマ 大ポスター展”開催中 ビジュアル制作担当者に聞く

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“フジテレビ平成木10ドラマ 大ポスター展”開催中 ビジュアル制作担当者に聞く
思い出のある2003年の前でポスターを説明する広報宣伝室・鈴木文太郎ゼネラルプロデューサー=東京・台場のフジテレビ【拡大】

 平成時代に放送された木10ドラマ全119作品のポスタービジュアルを展示する「フジテレビ平成木10ドラマ 大ポスター展」(入場無料、月曜休館)が、来年3月末まで東京・台場の同局本社ビル5階「フジテレビギャラリー」で開催されている。
 開局60周年を迎えた昨年、「フジテレビ平成月9ドラマ 大ポスター展」を開催し17万人以上の視聴者が来場。その後「木10も見たい」という声が寄せられたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
 ギャラリーに「眠れる森 A Sleeping Forest」「愛という名のもとに」「白い巨塔」「Dr.コトー診療所」「29歳のクリスマス」「恋ノチカラ」など木10(木曜劇場)の珠玉の歴代作品が並ぶ中、長らくビジュアル制作に携わってきた広報局広報宣伝室の鈴木文太郎ゼネラルプロデューサーに話を聞いた。

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 鈴木氏は1994年に入社し、2003年から広告宣伝部(当時)に所属。最初に担当したドラマが唐沢寿明主演、井上由美子脚本による「白い巨塔」(03年)のテレビスポット。2クールの大作だった。
 「開局45周年記念作品で、絶対的に強い原作(山崎豊子さん)もあり、社運がかかっていた。かなりのプレッシャーの中、あまり小細工はせず、メーンキャストをモノクロで肖像画のように撮り、廃墟の中に天使を浮かび上がらせるようなビジュアルにした」
 当時の心境をこう振り返り、「山崎先生に『いいポスターだ』とほめていただいたというような話も後々うかがったので特に思い出として残っている」と語った。
 織田裕二主演の「Oh,My Dad!!」(13年、安達奈緒子脚本)も忘れられない。
 「父子の笑顔のポスター。プロデューサーから『自然な感じで撮らなきゃだめだ』と念押しされていたので、僕が台本を作ってしゃべっている設定で演じてもらった。ポスター撮影の段階ではまだ役に溶け込んでいないので自然な感じを出すのが難しい。お芝居をしてもらって到達したポスターがあれです」
 初の父親役を演じた織田と子役の田中奏生との自然な笑顔に触れてもらいたい。
 木10枠の特徴も説明する。
 「月9はやはり王道という意味合いがあり、(平均)視聴率も(当時)20%以上というプレッシャーがあったが、木10はチャレンジングな実験的番組ということで、プロデューサーも遊び心のある企画を出した。だから宣伝も自由にやらせてもらえた」
 遊び心のあるポスターといえば、「今夜、宇宙の片隅で」(1998年)「ラブコンプレックス」(2000年)「スタアの恋」(01年)「ムコ殿」(01、03年)「薔薇の十字架」(02年)などを挙げた。
 一方、「Age,35 恋しくて」(1996年)などでは言葉が大胆に使われていたが、「その頃はコピーライターブームもあり、言葉があふれているポスターが多い」と鈴木氏。「平成の最初はオーソドックスなラブストーリー、ヒロインがいるサクセスストーリーが多かったが、時代が変わってくるとジャンルが細分化されてきた。刑事、医者もののドラマが増えている。進化しているのかどうかは分からないが、技術力はもちろん上がっているので、キャストをきれいに見せるという根本的なところでは何も変わっていない」と付け加える。
 幼い頃からドラマが好きで「北の国から」(81~82年)の初回放送を見て衝撃を受け、その後「男女7人夏物語」(86年、TBS系)「同・級・生」(89年)などに影響を受けた。
 そして、現在担当しているのが放送中の深田恭子主演「ルパンの娘」(木曜後10・0)、バラエティー「千鳥のクセがスゴいネタGP」(木曜後9・0)、上野樹里主演の月9「監察医 朝顔」(11月2日スタート、月曜後9・0)。
 家族一同がそろった「ルパンー」のポスターについては「パート2なのでキャストのみなさんのチームワークもよく、楽しく撮らせていただいた。深田さんが実際に抱いている赤ちゃんは仮面素材をあとで張り付けた。この赤ちゃんの存在の驚きから話題を集めようという展開です」と説明。鈴木氏のイマジネーションは今後もますます広がりを見せていくようだ。
 「木10展」“~あの頃は良かった。思い出の『マイ木10』と再会できる魅惑のストリート~”では、119作品のポスタービジュアルを時代の出来事、ヒット商品、流行語大賞などと共に紹介。「ルパンー」の深田らキャストによる直筆メッセージや過去作品の主題歌映像の上映をはじめ、オリジナルグッズがもらえるSNSキャンペーンの実施、ポスタービジュアルになれる!?新フォトスポットも登場する。
 「フジテレビギャラリー」(月曜休館、祝日の場合は翌日休館)で午前11時から午後5時まで(最終入場は午後4時30分)。
 同ギャラリーでは、常設で「ガチャピン・ムック ミュージアム」(有料)を併設している。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) “フジテレビ平成木10ドラマ 大ポスター展”開催中 ビジュアル制作担当者に聞く