落語家、立川志らく(57)が20日放送のTBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。大相撲の中村親方(元関脇嘉風)が、現役力士だった昨年6月に出身地である大分県佐伯市のPR活動を巡る事故で重傷を負ったとして、市などに損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことに言及した。
番組では、嘉風が身一つで岩肌を滑り降りる渓流下り「キャニオニング」中に負傷し引退を余儀なくされたことや、この市内の渓谷でのキャニオニングではそれまでに大きなけが人がでていなかったこと、「キャニオニングが市のPRのために行われたか」について中村親方側の主張と佐伯市側の主張が食い違っていることなどを紹介した。
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志らくは「中村親方が自分の故郷を訴える。その気持ちを考えるとすごく切ない」としながらも、「ただ両方にちょっとずつアレ(落ち度)がありますね」。「もしこれをやろうとしたら市の人は止めるべき。そりゃけが人がいなかったって言っても、普通の人と体格が違うから」「嘉風関の方も、これを見たときに、やっぱり自分でやめる、こりゃちょっと危ないっていう。自分は現役力士だから、もし万が一けがをしたら大変なことになる」と指摘した。
さらに観光客がキャニオニングを楽しむ資料映像が流されると、「今こういうのを見ているだけで身軽な人はいいけど、お相撲さんが落ちていったら、われわれが見てもけがしそうな感じがする」と話し、「双方が『とめる、やめる』ってのがあれば、こんな悲劇は起こらなかったですね」と語った。