キヤノン中国は20日、オフィスや会議室に入る際に社員の「笑顔」を認証するITシステムを発表した。新型コロナウイルス対策の体温測定も同時に行う。コロナで暗くなりがちな社内の良い雰囲気づくりに役立ててもらうとしている。
社員や訪問者は受付などに設置したタブレット型の端末に向かって笑いかける。認証されると画面にイラストの笑顔マークが表示される。しかめ面では扉は開かない。
社員が複合機を使用する場合など、さまざまな場面で応用できるという。防犯や会議室の利用状況を管理する機能などとセットで売り込む。
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キヤノン中国の江原大成副社長は「笑顔で重い気持ちをリラックスできる。ただの顔認証ではない効能をアピールしていきたい」と話した。
既に中国国内のほか、シンガポールの複数の企業で採用が進んでいるという。(共同)