広島市中区に実在するストリップ劇場、広島第一劇場を舞台にしたラブストーリーで、加藤が劇場の社長役、犬飼がその青年期を演じた。2人は同じ所属事務所とあって、加藤は「犬飼君の名誉のために言っておくと、(僕とセットで売り出す)バーターではないです」とユーモラスに強調した。
今から3年ほど前、オーディションでも見つからない青年期の俳優選びに時川監督が悩んでいたとき、加藤が昼のドラマに出ていた犬飼を見て「今の芸能界に数少ない純粋さを持っている」と直感。役柄にピタリとハマると監督に進言し、犬飼に決まったという。
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犬飼は加藤との初共演に「緊張しました」と述懐しつつ、この映画について「エロスの先にある神秘的で芸術的なものを感じました」としみじみ。「映画の『鬼滅の刃』が絶好調ですけど、『エロスの刃』もぜひよろしくお願いします」と笑顔でアピールした。
この日、本職のストリッパーの役で共演した矢沢ようこ(43)は「私自身、ロック座で踊っていますが、裸を見せるのは心を見せるのと共通する部分がある。(脚本も担当した)監督は、私たちのそのあたりの部分をフワーッとあったかい感じで描いてくれた」と涙ぐみながら感謝。なお、共演のストリッパー役で共演の岡村いずみ(30)は風邪のため欠席した。