フィリピンのアニョ内務・自治相は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、首都マニラでのクリスマスパーティー開催を今年は禁止すると述べた。同国は東南アジア最大のキリスト教国でクリスマスは重要行事だが、寂しい12月になりそうだ。
マニラ首都圏を構成する首長らが、娯楽目的の集会禁止を含む防疫措置を年末まで続けることで合意したためという。
フィリピンでは9~12月がクリスマスシーズンとされ、商業施設では既にクリスマスソングを流したり、カウントダウンボードを設置したりしている。例年のこの期間中は、企業や役所が開く12月のパーティーで歌やダンスをお披露目するため、練習にいそしむフィリピン人の姿が街中で見られるが、今年はその風物詩もお預けだ。
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保健省によると、フィリピンの感染者数は36万775人、死者は6690人に上っている。(共同)