俳優、坂上忍（５３）が２２日、自身がＭＣを務めるフジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」（月～金曜前１１・５５）に出演。芸能活動を再開した俳優、小出恵介（３６）について私見を語った。
小出は２０１７年、未成年女性と飲酒などした騒動で芸能活動を休止後、１８年６月に当時の所属事務所との契約を終了。米ニューヨークに住み、演劇学校などに通って再起を目指してきた。
番組では小出が映画「女たち」（来春公開、内田伸輝監督）に出演することを伝えた。小出を起用した映画プロデューサー、奥山和由氏（６６）が番組のインタビューに応じ、小出が「なんでもやらせてほしい。通行人でも構わない」と言っていたことを明かし、小出から「やれること全部をやっていかないと自分の道はない」という覚悟を感じたという。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
ＶＴＲが終わりスタジオに戻ると、坂上は「あれだけの騒動を起こしながら、ここまで詳細に説明されたわけでもなく。小出くん自身も会見などで説明したわけでもなく…」と厳しい表情。「現実としては、小出くんはハメられたんじゃないかって報道も一部ではあった」としつつ、「ただ、その真実というものに対して、明らかにするという行動がなかったのは事実」と振り返った。
続けて「その点において、こうやって俳優仲間や、さんまさんとの話が出てくるとは思うんですけど、僕はちょっとコーナー自体の構成に甚だ疑問なのは、そこらへんを抜きにして、どうやって『小出くん頑張れ！』ってことを僕が言えるのか」と苦言を呈した。
バイキングでは数々の芸能人のスキャンダルを報じてきたが、坂上は「誰だって間違いは起こす。それぞれの意見を聞いていくと、やっぱり説明責任を果たすべき。できれば会見を開く、ファクスでもいいから、詳細を語る努力をすべきだっていうのが圧倒的に多い中、（小出は）そこの部分がすっぽり抜けてしまっている」と指摘。
説明責任を果たした芸能人たちには「この人、説明したんだから、やったことは肯定はできないけど、セカンドチャンスはあってしかるべきじゃないですか」と言えると語り、「一番の根幹の部分が抜けている人に対して、『小出くん、頑張れ！』と僕が言っちゃったら、これまでさらしものになってまで説明した人に対して顔向けができないと思っちゃう。なんとも話しようがない。小出くんに対してというよりは、この（復帰を後押しするような）作りの中でコメントすることはできない。根幹をなくして彼を語ることはできない」と不快感をあらわにした。