人の優しさに感謝…中村隼人「スーパー歌舞伎ＩＩ　新版オグリ」ＰＲでサンスポ来社

小栗判官の衣装で気合の表情を見せる隼人は、同作で宙乗りも披露する（松竹提供）【拡大】 　俳優、故萬屋錦之介さんを大叔父に持つ歌舞伎界のプリンス、中村隼人（２５）が、１０月６日に東京・新橋演舞場で開幕する「スーパー歌舞伎ＩＩ　新版オグリ」（１１月２５日まで）のＰＲで、東京・大手町のサンケイスポーツ編集局を訪れた。　武芸に長けた美貌の小栗判官が数奇な運命をたどり成長していく物語。「スーパー歌舞伎ＩＩ　ワンピース」などで共演した市川猿之助（４３）とＷキャストで主人公、小栗判官とキーマン、遊行上人の二役を交互に担当。隼人は「猿之助さんに『何もかも持っている人が全てを失ったところを演じるには人生が出る。そこを体験してほしい』と言われ、覚悟が決まった」と気合十分だ。　人に優しくされるありがたみに気づく小栗役について「猿之助さんや松本幸四郎さんが、僕に歌舞伎という世界でライトを当ててくださったことを重ね合わせて演じたい」と気を引き締める。　開幕前日の５日には、５月にＮＨＫ　ＢＳプレミアムで放送された「大富豪同心」がＮＨＫ土曜時代ドラマ枠（土曜後６・５）でスタート。連ドラ初主演作であり、「映像で知って、歌舞伎を見てもらって『全然違う』と言われたら役者冥利に尽きます」とほほえんだ。