大阪市中央区の飲食店「かに道楽道頓堀本店」の名物、動くカニの看板の脚2本が24日未明、修理を終えて再び取り付けられた。20日に外されて以来、痛々しい姿を見せていたが「復活」を遂げ、通行人らが記念撮影に臨んでいた。
作業は午前1時開始。作業員が、付け根の部品を交換するなどした大きな脚をクレーンでつり上げ、角度や位置を確認して丁寧に取り付けた。約4時間後、胴体部分に「おかげさまで元気になりました」と書かれた幕が掲げられた。
緊張した表情で見守っていた店長(45)は脚の動きを確認すると表情を緩め「動いてこその看板。道頓堀から皆さんに元気を届けたい」と語った。
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動く看板は本店がこの場所で開店した1962年に設置。現在の看板は96年に付け替えた3代目で、8月下旬から動きがぎこちなくなり、異常音も出るようになっていた。