ANAなどの既存株主を引受先とする第三者割当増資を模索しており、100億円規模の資本増強が必要との見方がある。ただ、既存株主は追加出資に慎重姿勢を示し、実現は不透明だ。30日に予定する2020年9月中間決算の発表に合わせて具体策を示せるかどうかが焦点となる。
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スターフライヤーにはANAが約18%(今年3月末時点)を出資し、筆頭株主となっている。このほか、地元の福岡県に本社を置くTOTOや安川電機などが大株主に名を連ねている。
ANAは自社の経営環境が厳しく、増資の引き受けに慎重な姿勢を崩していない。同社は、21年3月期の連結純損益が5300億円前後の赤字に陥る見通し。TOTOなどの地元企業に「航空会社に追加出資する余裕はない」(関係者)とみられ、ファンドなどにも出資を打診しているもようだ。