将棋の最年少二冠、藤井聡太王位・棋聖(18)は26日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第70期王将戦挑戦者決定リーグで永瀬拓矢王座(28)に負け、通算成績が0勝3敗となり、挑戦権獲得は消えた。2020年度のタイトル戦出場はなくなり、三冠目の獲得は21年度以降になった。
対局を終えた高校生プロは「今期は残念ですけど、(リーグの)残留を目指して最善を尽くしたい」と話した。
王将戦リーグはトップ棋士7人が総当たりで、各自6局を行う。3戦全勝の永瀬王座と豊島将之二冠(30)は直接対決があり、どちらかが4勝以上となるため、3敗の藤井二冠は残りを全て勝っても及ばない。
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藤井二冠はリーグ戦の初戦で羽生善治九段(50)、2戦目には豊島二冠に逆転で負け、2連敗していた。