1988年から続けるライフワーク公演。8月に6年ぶりに行った公演はコロナ禍で初の無観客で生配信されたが、12月公演は「トーキングブルース-やっかいな生き物」と題して、50%収容の有観客で開催する。
8月公演のラストに有観客でのリベンジを誓っていた古舘は取材に応じ、「無観客は悔しかった。ライブはお客さんが主役で、お客さんの反応で話にメリハリや抑揚が出てくる。森の中でやっているという複雑な気持ちでした。でも、勝手が違うことはいい経験になりました」と振り返った。
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12月公演については、「コロナ禍は続いているし、1年を締めくくるということはできないかもしれない。急にニューノーマルと言われても人間にはここが合わないということにも触れたい」。新しい試みも考えており、「いい年こいてチャレンジするコーナーもやります」と予告した。
長引いているマスク生活だが、人気キャラクターとの意外な“接点”を告白。「最近、衝動的にキティちゃんの顔がついたシャワーノズルを買ったんです。キャンペーンでキティちゃんのマスクをもらったので、(公演で)つけることも検討します」と笑わせた。
公演から2日後の12月7日は66歳の誕生日。「誕生日よりも自分の命日が気になってしまう。落語や講談ではなくても、トーカーも年齢を重ねて味が出るようにならないといけないですね。話芸も加齢臭の良さがあります」。自身が師走に行うトークライブは3年連続。落語ファンにとっての大ネタ「芝浜」のように、年末の風物詩として磨きをかけていく。