乃木坂４６の白石麻衣（２８）が２８日、卒業コンサートを生配信した。
当初は５月５～７日に東京ドーム公演で卒業する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止され、生配信でのラストステージ。一部配信メディアでアクセスが集中して開演が予定より３０分遅れたが、国内外で推計６８万７０００人が視聴する注目度の高さだった。
まるで花嫁のような純白のドレス姿でラストスピーチ。「最後のライブが配信になってしまって、直接、気持ちを伝えることができないのは残念ですが、見てくれている皆さんに本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
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歯がゆさも吐露しながら、大好きなライブを涙と笑顔で駆け抜けた。
初期メンバーとして９年間活動し、美の象徴として圧倒的人気を誇った。濃密な日々を振り返り、「何もできなかった普通の人でしたけど、私をここまで大きくしてくれたのも、たくさんのファンの皆さんのおかげ。乃木坂でたくさんの愛をもらって、一回り大きく成長できたかな。乃木坂に入ってよかった。やっぱり、乃木坂って最高だな」と万感の思いを込めた。
ライブは無観客の広い空間や映像美を生かし、初めてセンターに立った「ガールズルール」など２３曲を披露。最後は同期で同い年の松村沙友理（２８）がメンバーを代表して手紙を読み上げ、「乃木坂のために、たくさん頑張ってきてくれてありがとう」などと感謝を伝えられた。
ラストソングは「しあわせの保護色」。メンバーに手を引かれて歩いて行った先には思い出の写真が並んだ“白石麻衣ギャラリー”があり、白石は「オーディションの写真はだめだって！」などと大はしゃぎ。わちゃわちゃとしたムードで大団円を迎え、その後、１期生でバスに乗って都内の思い出の場所をめぐるナイトドライブに出かけた。
乃木坂では先陣を切ってファッション誌モデルになるなど、開拓者としてグループの名前を広めた。今後も女優やモデルを中心に活動を続ける。