ロイター通信は28日、米宝飾品大手ティファニーと、フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)が、ティファニー買収額を当初より引き下げることで合意したと報じた。LVMHは9月に買収を撤回したが、27日に両社の再交渉が伝えられていた。
買収額は昨年11月に合意した約162億ドル(約1兆7000億円)から約4億2500万ドル下がるという。1株当たりの買収額を135ドルから131・50ドルに引き下げる。
LVMHが新型コロナウイルスの流行などを理由に、ティファニー買収を撤回したのに対し、ティファニー側は、合意履行を求めて米裁判所に提訴していた。
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ティファニーは今月26日、欧州当局から買収に関する承認を得られたとして、規制当局の手続きがすべて完了したと明らかにしていた。
ティファニーは1837年にニューヨークで創業。女優オードリー・ヘプバーンが主演した映画「ティファニーで朝食を」(1961年)で世界的に知られる。(共同)