台風１８号、九州北部や四国に大雨の恐れ　強風や高波も

　台風１８号は東シナ海を北上し、中国沿岸から朝鮮半島に向けて進んだ。九州北部や四国は２～３日にかけて大雨の恐れがあり、気象庁は１日、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒を呼び掛けた。強風や高波にも注意が必要だ。　気象庁によると、２日午後６時までの２４時間予想雨量はいずれも多い所で九州北部１２０ミリ、四国１００ミリ。その後の２４時間は四国２００～３００ミリ、九州北部１００～１５０ミリ。２日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）は九州北部１８メートル（３０メートル）、波の高さは沖縄、九州北部５メートル。　台風１８号は１日午後６時現在、中国沿岸の東シナ海を時速約２０キロで北に進んだ。中心気圧は９８０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートル。中心から半径１１０キロ以内は風速２５メートル以上の暴風域。３日午後には日本海で温帯低気圧に変わり、北陸や東北に近づく見込み。　台風の接近に伴い、沖縄県石垣市や竹富町で９月３０日夜から固定電話や携帯電話、インターネットが一時的に使用不能になった。また沖縄電力によると、竹富町などで停電も発生した。　台風１８号は１日午前９時に「大型で強い台風」から「強い台風」に変わり、午後３時に「強い台風」でもなくなった。