神奈川県逗子市で2月、マンション敷地内の斜面が崩れ、隣接した道路を歩いていた県立高校の女子生徒=当時(18)=が土砂に埋もれ死亡した事故で、前日にマンションの管理人が斜面に亀裂を見つけ、管理会社に連絡していたことが31日、分かった。事故後、管理会社から連絡を受けた県横須賀土木事務所が明らかにした。
土木事務所によると、事故前日の2月4日、管理会社から現場斜面の調査日程を問い合わせる電話があった。その際に亀裂の報告はなく、事故後の同10日になって同社から「4日に管理人が斜面の上部に亀裂があるのを見つけた」と説明を受けたという。
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県は2011年、土砂災害が発生した場合、住民に危害が生じる恐れがあるとして、現場一帯を土砂災害警戒区域(イエローゾーン)に指定。委託を受けた東京都内の調査会社が昨年11月、より危険な場所である特別警戒区域(レッドゾーン)に該当するか調べていた。