関西テレビは31日、バラエティー番組「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)の中で、先週生放送で行われた番組内でのタレント、デヴィ夫人(80)の発言を訂正し謝罪した。
番組冒頭、同局の川島壮雄アナウンサー(35)が「まずは先週の生放送について訂正とおわびがございます。不妊治療の保険適用拡大の話題の中で、出演者のひとりから不妊と中絶の関係性について、事実と異なる不適切な発言がございました」と改めて報告し、謝罪した。
不妊症の主な原因とされる円グラフが表示され、男性因子が32・7%であることが伝えられると「不妊の原因は女性だけにあるわけではありません。不妊症につきましてはさまざまな原因が報告されており、日本受精着床学会の調査によりますと、およそ3分の1は男性に原因があるとされています」と説明した。
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続けて「発言の内容は全くの誤りで不妊に悩まれている方々をはじめ、多くの方々を深く傷つけ、不妊や中絶に関する偏見を助長しかねない、大変行き過ぎたものでした。番組を制作した局としての責任を痛感し、重く受け止めております。ご不快な思いをされた方々に改めて深くおわび申し上げます」と深々と頭を下げた。
先週27日の放送回では、不妊治療の保険適用拡大について議論。パネリストとして出演したデヴィ夫人は、不妊の原因が中絶手術によるものだとし、中絶を禁じるよう求めた。発言後、同局のアナウンサーが事実と異なると謝罪。デヴィ夫人は「数字が間違っていたかもしれません」などと陳謝していた。