人気スパイアクション映画「007」シリーズの主人公、初代ジェームズ・ボンド役で知られる英俳優、ショーン・コネリーさんが大西洋の島国バハマの自宅で死去したことが31日、分かった。90歳だった。英BBC放送によると、長男のジェイソン・コネリー(57)が明らかにしたが、死亡日時や死因は不明。家族とともに父を看取った息子は「父の俳優としての素晴らしい才能を楽しんだ世界中の人にとって、悲しい損失です」と落胆した。
「007」シリーズが世界に愛される基礎を作った初代ジェームズ・ボンドがバハマで死す-。
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長男のジェイソンが発表。コネリーさんはバハマの自宅で家族に囲まれ、眠るように息を引き取ったといい、死亡日時や死因は伝えていない。
ジェイソンは「ここしばらく体調が悪かった。バハマまで来て父のそばにいられる家族は全員、集まっていた」と説明。「この巨大な出来事を理解しようと家族全員が努力している。父を知って愛していた全員にとって悲しい日」と偉大な父との別れで悲嘆に暮れた。
コネリーさんは、1930年に英北部スコットランド地方のエディンバラで、労働者階級の家庭に誕生。肉体労働や海軍勤務、芸能界での長い下積み生活を経て、「007」の第1作「ドクター・ノオ」(62年)でボンド役に抜てきされると、粋でセクシーなスパイぶりで時の人となった。
66年には「007は二度死ぬ」の撮影で来日。報道陣400人が詰めかけた会見で、「ボンドの役を引き受けたのは間違いだった。2本の『007』映画の連続製作に18カ月も引っ張りまわされ、ボンドに疲れてしまった。もうボンド役はやらない」と発言。鹿児島ロケではヘリコプターを使い、ファンを避けた伝説を残した。
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