７月１８日に亡くなった俳優、三浦春馬さん（享年３０）が主演する予定だった日英共同製作の新作ミュージカル「Ｔｈｅ Ｉｌｌｕｓｉｏｎｉｓｔ－イリュージョニスト－」が俳優、海宝直人（３２）の主演で来年１月に東京・日生劇場で上演されることが３日、公式サイトで発表された。
製作側は三浦さんの死去後、キャストやスタッフと意見を交わし、上演について協議を続けてきたという。昨年日本で行われたワークショップには三浦さんも参加しており、「英国のクリエーター陣と熱く議論を交わし、作品と役の理解を深めていただいておりました。形作られる過程に積極的に参加してくださっていた三浦さんがこれまで注いでこられた情熱を受け継ぎ、本作が三浦さんの想いと共に世界に羽ばたくための第一歩として上演を決定いたしました」と経緯を説明した。
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主人公の幻影師（イリュージョニスト）・アイゼンハイムを演じる海宝は客演として劇団四季「ライオン・キング」「ノートルダムの鐘」などに出演したほか、「レ・ミゼラブル」など多くの大作ミュージカルで活躍する実力派。当初、海宝が演じる予定だった皇太子役は新たに俳優、成河（そんは、３９）を起用。公爵令嬢ソフィ役の元宝塚娘役トップの女優、愛希れいか（２９）らは当初の予定通り出演する。
三浦さんと一緒にワークショップに参加していた海宝は「この作品に並々ならぬ努力と情熱を注いでいた春馬さんの想いも胸に、カンパニー一丸となって、この作品を最高の形で皆さまにお届けできるように全力で作品と向き合っていきたいと思います」とコメント。
ヒロインの愛希は「誰よりも情熱を持って取り組まれていた春馬さん。春馬さんに負けない情熱をこの作品に注ぎたいと思います！」と誓った。