宝塚歌劇団宙組トップスター、真風涼帆(まかぜ・すずほ)が主演するミュージカル「アナスタシア」(12月14日まで)が7日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。
1997年公開のアニメ映画「アナスタシア」に着想を得て、ロシア革命で殺害された皇帝一家の末娘アナスタシアが、難を逃れて生きていたという「アナスタシア伝説」に基づく物語。真風は詐欺師でありながらも純真な心を持つ青年ディミトリを演じる。
音楽はコロナ対策のためオーケストラの生演奏ではなく録音した音源を流しているが、ピットには指揮者の姿が。関係者によると「音楽の重要度が高い作品のため」指揮に合わせて音源を流す異例の形となった。
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以前、米ブロードウェーで同作のオリジナルを観劇した真風は「親しみがあり、お子さんからお年寄りまで楽しめる作品と教えていただいたんですけど、本当にそうだなという印象。温かいすてきな作品。宝塚の初演に携わることができて光栄です」と喜びを話した。
当初、同作は6~7月にかけて上演予定だったが、コロナ禍で中止となり、宙組としては1年ぶりの大劇場公演。「まだまだ環境の不安が拭い去れない中、お客さまに見に来ていただいた3時間が時間を忘れられて明日を生きるような活力になるようになっていただけたら」と意気込みを話した。