10月に道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで警視庁に逮捕され、釈放された俳優、伊藤健太郎(23)の主演映画「十二単衣を着た悪魔」の公開記念舞台あいさつが7日、東京・新宿ピカデリーで行われた。事件を受け、主役不在で実施。監督を務めた女優、黒木瞳(60)は伊藤について語らなかったが、「みんなに支えられて作品が完成した」とあいさつ。関係者によると、黒木が釈放後の伊藤に電話し、励ましていたことも明らかになった。
主役の不祥事を乗り越えての公開。長編監督2作目となった黒木はネガティブな感情は出さず、笑顔でマイクを握った。
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「映画は総合芸術。スタッフや出演者のみんなに支えられて作品を完成することができました。その後はお客さんが育ててくれる。多くの方に支えられて今、私はここにいるんだなって思います」。伊藤については語らず、映画に関わった人たちへの感謝を込めた。
冒頭で司会者が配給会社のコメントを代読し、事故の被害者へのお見舞いの言葉を伝え、「大勢のスタッフ、キャストが長い時間をかけて尽力してきたことに対して、報いたいという思いから、決断したものとなります」と公開理由を説明。同作品には、大麻所持で逮捕された俳優、伊勢谷友介被告(44)も出演し、度重なる苦難に見舞われていた。
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