イベント緩和困難と西村氏　１２月１日以降の入場制限

　西村康稔経済再生担当相は９日の記者会見で、今月中旬に在り方を検討する１２月１日以降のプロスポーツなどのイベント入場の制限方針について「今のままでは緩和するのはなかなか難しい」と述べた。北海道や首都圏などで、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを理由に挙げた。
　西村氏は制限緩和の要件について「足元の感染状況が何より大事だ」と強調。新型コロナ感染症対策分科会を開き、専門家の意見を踏まえて正式に判断すると述べた。
　分科会では食事を伴う映画観賞についても議論する見通し。現在は定員の５０％までに制限しており、スーパーコンピューター「富岳」などを用いて飛沫の影響を分析している。感染状況と科学的な知見を踏まえて緩和が可能かどうか検討する。

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