世界で1億本以上が売れているサッカーゲーム「ウイニングイレブン」の公式「eスポーツ」世界大会で、徳島大医学部の大西将統さん(26)が8月、日本人で初めて優勝した。新型コロナウイルス感染拡大で会場は設けられず、全試合がオンラインで開催。徳島市の自室で1人、24インチの画面に向かった。「国内外のゲーム仲間からの応援メッセージが支えになった」と笑顔で振り返った。
昨年、大阪のeスポーツのプロチームに加入したが、学業に専念しようと今年2月に脱退。当面は大会への出場は控え、医師の道に進む。大学でうつ病を研究した経験があり、精神科に興味がある。「ゲーム依存は疾患として問題になっている。小学校低学年からゲームに夢中で、親に怒られるまでやっていたので気持ちは分かる。自分だからこそできる医療を目指したい」と力を込めた。
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