１２、１３日に行われる予定だった将棋の第３３期竜王戦七番勝負第４局（福島市）が、挑戦者の羽生善治九段（５０）の体調不良により延期することが１１日、決まった。日本将棋連盟が公式サイトで伝えた。七番勝負は２６、２７日に行われる第５局（鹿児島・指宿市）を第４局として続行する。
竜王戦は７、８の両日に第３局（京都市）が指され、豊島将之竜王（３０）が１７２手で羽生九段を破り、対戦成績を２勝１敗としてる。
発表によると、羽生九段は第３局を終えて東京都内の自宅に帰った９日夜に３８・９度の発熱があり、病院で診察を受けた。１０、１１日にも診察・治療を受けたが、熱が下がりきらずに入院することになった。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
発熱の原因は特定にいたっていないものの、新型コロナウイルスのＰＣＲ検査とインフルエンザの検査はともに陰性だという。羽生九段が連盟を通じて発表したコメントは以下の通り。
この度は私自身の体調管理の不行届きにより、竜王戦の対局延期の事態を招き、豊島竜王、主催者、特別協賛、協賛の各社、対局場の設営に御尽力を頂いている関係者の皆様、多くの将棋ファンの皆様に多大な御迷惑をおかけしてしまい、深くお詫び申し上げます。
しっかりと療養をして一刻も早く万全の態勢で将棋を指せるように最善を尽くします。誠に申し訳ありません。