能楽シテ方観世流の梅若実玄祥ら人間国宝３人が初共演

　能楽シテ方の梅若実玄祥（７２）が１１日、東京・千駄ケ谷の国立能楽堂で１２月２０日に同所で行われる「除災招福　疫病沈静　災害復興　国土平安平穏　祈念　三人の国宝『～祈り～』」の取材会を開いた。
　横笛、藤舎名生（７９）と小鼓、大倉源次郎（６３）の人間国宝３人が初共演。新型コロナウイルスや天災に苦しむ人たちを応援するため「祈り」を捧げる。梅若は「人間、懸命になることによって新しい道が絶対にひらける。私もあと何年舞うことができるかは分かりませんけれども、たとえ３年しか舞えないとしても、３年で３０年分、３００年分、舞いたい」と力強く語った。

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