関電幹部2人、現金など1億円超 高浜町元助役から金品受領問題

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関電幹部2人、現金など1億円超 高浜町元助役から金品受領問題
記者会見する関西電力の岩根茂樹社長(中央)、八木誠会長(左)ら=2日午後、大阪市【拡大】  関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死去)から金品を受領していた問題で、関電は2日、調査報告書を発表した。金品総額は3億1845万円相当。現金、スーツ券や小判形の金などもあった。最多は鈴木聡常務執行役員の1億2367万円で、豊松秀己元副社長の1億1057万円が続いた。12人の氏名も公表。調査当時に役員などではなかった8人は非公表だったが、癒着となれ合いが明らかになった。 大阪市福島区の堂島リバーフォーラムの会見場。岩根茂樹社長は「お客さまや社会の皆さまからの信頼を裏切り、改めて深くおわび申し上げます」と謝罪。約300人の報道陣へ、昨年9月11日付の調査委員会報告書について説明した。 金品の受領は2006年から18年2月まで、総額3億1845万円相当。内訳は現金が計1億4501万円、商品券が計6322万円、スーツ仕立券が75着分で計3750万円相当など。計3487万円分の金品が未返却で、大部分が使用したスーツ券だった。 最多は鈴木常務執行役員の1億2367万円で、豊松元副社長の1億1057万円が続いた。八木誠会長は「森山氏はかなりの影響力を持っていた。機嫌を損ねると、地域全体から原子力事業に反対されるリスクがあった」と説明した。 森山氏と関電との関係は、森山氏が1977~87年の助役時代、高浜原発の誘致から始まった。報告書は「誘致や地域のとりまとめなどに深い関わりをもった」「町、県庁、県議会および国会議員に広い人脈を有している」としている。 【続きを読む】
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