外食大手すかいらーくホールディングスは12日、新型コロナウイルス感染症の影響で不採算に陥った首都圏を中心とする約200店を2020~21年に閉店すると発表した。グループ内で配置転換するなどし、従業員の雇用は維持するとしている。
オンラインで記者会見した谷真社長は「アフターコロナで収益を上げるためには経験豊富な人材の確保は極めて重要だ」と述べ、人員は削減しない考えを強調した。
外食企業は定食チェーンの大戸屋ホールディングスなど新型コロナの影響で業績不振が相次ぐ。一方、日本マクドナルドホールディングスは持ち帰り需要を取り込み好調だ。すかいらーくは9月までに閉店した85店に加えて約120店を今後閉めるが、宅配と持ち帰りの需要に対応したから揚げ店など約80店を新たに出し、業績回復を図る。
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同時に発表した20年1~9月期連結決算は純損益が146億円の赤字(前年同期は105億円の黒字)となった。売上高に当たる売上収益は前年同期比25・1%減の2135億円だった。