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秋田県は17日、2022年秋の市場投入を目指す新品種米「秋系821」の名称を「サキホコレ」に決定したと発表した。今春実施した公募には国内外から約25万件の応募があり、市場での存在感や販売促進の観点を踏まえて6案に絞った後、佐竹敬久知事が10月に決めた。1984年命名の「あきたこまち」以来のヒットにつなげたい考えだ。
佐竹氏は、東京都内で開いた発表イベントで「稲穂に小さな花が咲き誇る時期の情景を想像した。郷里に誇りを持つ意味もある」と述べた。秋田県出身の俳優でモデルの佐々木希は新品種米の試食後「粒がしっかりしていて、かめばかむほど甘みが広がる」と感想を語った。
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秋田県によると、生産は県内に限定し、首都圏などで販路を開拓する。2021年産から先行作付けを始め、22年産で作付面積800ヘクタール、収穫量4000トンの本格作付けに移行する予定。
最終選考には、ほかに「稲王」「べっぴん小雪」「秋うらら」「あきてらす」「秋の八二一」の5案が残っていた。