「大統領選後まで発表をわざと遅らせた」-。トランプ米大統領は20日、製薬会社が選挙後に新型コロナウイルス感染症のワクチン開発の成果を発表したのは、政権の薬価引き下げ策に反発し、自身の実績にさせないようにしたためだと一方的に恨み節を展開した。大統領選は「自分が勝った」と改めて主張した。
トランプ氏はホワイトハウスの記者会見室で、米国で問題となっている高額な薬価の引き下げ策を発表。選挙期間中、製薬業界から大量のテレビCMを流され、攻撃を受けたと指摘した。
その上で、製薬大手ファイザーなどが11月3日の選挙後に相次いで発表したワクチンの有効性について、10月には公表できたはずだと主張。選挙結果に「影響があったかもしれない」と述べ、記者団の質問は受けずに去った。(共同)
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