【悼む】岡田裕介氏、人の心の何手も先を読む人

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【悼む】岡田裕介氏、人の心の何手も先を読む人
東映の岡田裕介会長【拡大】

 東映グループ会長の岡田裕介(おかだ・ゆうすけ、本名・剛=つよし)氏が18日午後10時58分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で急死したことが20日、分かった。71歳だった。
 情に厚く、肩書を気にしない人だった。
 「会長室を訪ねてきなさい」。その言葉を真に受け、何度となく伺った。パン好きで「おいしく焼けるオーブンを買った」と聞き、おすすめのパンを持参すると目の前で口に入れ、「うまい」とにっこり。つい、「焼かないんですか?」と口走り、2人で大笑いしたことが昨日のことのように思い浮かぶ。

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 「何かのときは連絡をしなさい」ともらった携帯番号を押したのは1度きり。8月に渡哲也さんが亡くなったときだった。2コールでつながり、「昭和が消えた」と思い出話をしてくれた。最後に「御社の広報に取材に応じていただいた旨、伝えます」と言うと、「俺が電話に出て話しているんだから気にするな」と太っ腹な言葉をいただいた。囲碁七段の腕前は、人の心も何手も先を読む人だった。
 大麻所持で伊勢谷友介被告(44)が逮捕された当日、出演映画「いのちの停車場」の上映を案じるメールを送ると「あたり前田のクラッカー」と昭和に流行したギャグで即答の返信が届いた。くだけた文面で記者の緊迫した気持ちを緩める一方で、出演者とスタッフの心を無にしないことを考えたに違いない。
 全ての責任を負う覚悟を常にしている人の判断の速さに、スマホを持つ手が震えた。
 隔たりなく、深い懐で受け止めてくれた岡田さんを決して忘れない。 (芸能担当・栗原智恵子)

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 【悼む】岡田裕介氏、人の心の何手も先を読む人