近畿大とNTTは24日、遠隔医療支援や完全養殖クロマグロの監視に第5世代(5G)移動通信システムを使う実証実験を始めると発表した。病院間で高精細な画像を送受信する。マグロ監視では水中ドローンを活用する。同日に5G推進で包括連携協定を締結した。
遠隔医療支援の実験では、人材や知見の豊富な大規模病院が中小の病院に、診断について助言する仕組みを検証する。
マグロ監視の実験は和歌山県串本町の海中にある近畿大のいけすを利用する。従来は海上から目視したり、ダイバーが潜ったりしてマグロの健康や成育状態を確認していたが、水中ドローンを使って点検する。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
近畿大とNTTはオンライン講義の導入加速や、デジタル教材の作成でも協力する。近畿大のキャンパスを仮想の都市に見立て、宅配や掃除をするロボットの実験も検討する。