TBS系「半沢直樹」の“後ずさり土下座”で一躍時の人となった劇作家で俳優、佃典彦(56)が、大手芸能事務所、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに今月から所属したことが24日、分かった。地元・名古屋で劇団を主宰する東海演劇界の重鎮で、10社以上の芸能事務所が争奪戦を繰り広げ、篠原涼子(47)、谷原章介(48)らスターを多数擁する同社に決定。すでに出演依頼が殺到しており、今後は“前のめり”に活躍する。
衝撃的な演技で視聴者にインパクトを与えた“無名”の演劇人が、スターぞろいの芸能事務所で新たな一歩を踏み出す。
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佃は1986年に地元・名古屋で劇団B級遊撃隊を旗揚げし、劇作家、演出家、俳優として活動。2006年には「ぬけがら」で“演劇界の芥川賞”とされる岸田國士戯曲賞を受賞するなど、東海地方の演劇シーンをけん引してきた。
そんな佃の知名度が全国区になったのが、7月期に放送され、令和ドラマ最高視聴率の32・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した「半沢直樹」。主演の堺雅人(47)扮する半沢と敵対する審査部次長・曾根崎役で出演し、大和田役の香川照之(54)ら濃厚なキャスト陣にも負けない存在感を披露。中でも注目を集めたのが、半沢に不正を暴かれて土下座する場面だ。
半沢と大和田に挟まれた曾根崎が土下座したまま後ずさりすると、この“怪演”にネット上には「あれは誰!?」「演技が記憶から離れない」など絶賛の声があふれ、香川も放送後にツイッターで佃を紹介。「一日中あの長いシーンを何度も繰り返し撮影したのに、ただのひと言もせりふを間違えませんでした」と脱帽していた。
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