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３０日スタートのＮＨＫ連続テレビ小説「おちょやん」（月～土曜前８・０）のヒロインを務める女優、杉咲花（２３）。「大阪のお母ちゃん」と親しまれた喜劇女優、浪花千栄子さんがモデルの竹井千代役で、体当たりで撮影に臨んでいる。コロナ禍による撮影中断を乗り越え、「やっと見てもらえるといううれしさでいっぱい」と笑顔。役同様に天真爛漫（らんまん）な演技派が日本の朝を元気にする。
コロナ禍とあって、取材はリモートで実施。画面越しに現れた杉咲は「視聴者の方に見て頂けるっていうのが、自粛期間を過ごしてからより特別だなと感じています」と胸を躍らせた。
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大阪・南河内の貧しい家に生まれたヒロインが女優を目指す物語。大阪弁は１年前から練習を始め、浪花さんのラジオ音源や過去の作品も参考にした。「ものすごく早口だなとラジオを聞いたときに思いました。でも全部の言葉がちゃんと聞き取れる」と笑った。
撮影は前途多難だった。４月２日に主人公の子供時代からスタートしたが、コロナ禍で同７日に中断。自粛期間中は「ちゃんと前向きに捉えていかなきゃと思った」と大阪弁の練習などに費やしたほか、「毎日、着物を着て過ごしていました。所作はすぐにできるものではなくて繰り返すことでなじんでくると思う」と尽力した。
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