フード協会、外食ガイドライン一部改定　換気方法追加

　外食の業界団体、日本フードサービス協会は３０日、新型コロナウイルスの感染者が増えていることを受け、飲食店内の換気方法についての記述を加えるなど、感染防止対策のガイドラインの一部を改定した。政府からガイドラインの厳格化を求められていた。
　新しいガイドラインでは、本文の後に続くＱ＆Ａに換気設備が不十分な店舗や個室を使う場合の問いに答える形で「換気設備がない場合には、３０分に１回以上、数分程度、２方向の窓を全開にし、換気量を確保する」などと追加した。
　フードサービス協会によると、政府は食べるとき以外にはマスクを着用することや、高性能な空気清浄機の設置などを求めたが、協会は「現実的で長続きする対策を検討した。特定の機器を推奨する場合は導入に伴う支援を提示すべきだ」とした。ガイドライン本文の改定ではなく、Ｑ＆Ａの部分で言及するにとどめた。

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　飲食業界の支援策「Ｇｏ　Ｔｏ　イート」を担当する農林水産省の担当者は「飲食店の感染防止策がさらに強化されることを期待している」と話している。