北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が主宰した１１月２９日の党政治局拡大会議で、たばこを指に挟んでいる姿が映像で確認された。北朝鮮は公共の場所での喫煙を禁じる禁煙法を制定したばかりだが、最高指導者の愛煙家ぶりは変わらず、例外扱いのようだ。
会議は平壌の党中央委員会本部庁舎で開かれた。朝鮮中央テレビが３０日の臨時ニュースで放映した映像では、金氏の前に灰皿が置かれ、金氏が左手の指にたばこを挟んだまま発言する場面があった。煙は出ていない。
同じテーブルには妹の金与正党第１副部長を含む党高官ら約３０人が着席し、後方で約２０人が傍聴した。
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最高人民会議（国会）常任委員会は１１月４日、禁煙法を採択。劇場や映画館、教育、医療機関、商業施設などを禁煙場所に指定。「人民の生命と健康を保護し、より文化的な生活環境」をつくるため、全ての機関や個人が順守すべきだとし、罰則規定も設けた。（共同）