大阪市中央区の繁華街・ミナミの飲食店「かに道楽道頓堀本店」の名物、動くカニの看板にこのほど、「飲酒運転撲滅」と書かれたたすきが掛けられた。宴席が増え、気が緩みがちな年末にかけ、注意を喚起しようと大阪府警が企画。店にとっては新型コロナウイルスの感染拡大で例年より客足が落ち込む苦しい状況だが、地域に貢献しようと応じた。31日まで。
同店の動くカニ看板は縦3・6メートル、横8メートルの巨大サイズ。道頓堀川が流れ、大阪を代表するスポットに位置している。行き交う人らが足を止め、交通安全を呼び掛ける新たなカニの姿をカメラに収めていた。
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府警は昨年、1086件の飲酒運転を取り締まった。今年は10月末時点で714件。担当者は「日没が早まる年末は事故の発生も増加傾向にある。一層気を引き締めてほしい」としている。