今年話題になった人物をモチーフにした年末恒例の「変わり羽子板」7点が3日、人形メーカー「久月」(東京都台東区)の本社で披露された。モデルには最年少で王位と棋聖を獲得した将棋の藤井聡太二冠(18)や、白血病からの完全復活を目指す競泳の池江璃花子選手(20)ら9人が選ばれた。
新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、情報技術を駆使した対策で注目された台湾でIT政策を担当する唐鳳(オードリー・タン)行政院政務委員、交際相手のテレワーク姿が結婚の決め手の一つになった女優の石原さとみさん(33)らもデザインされた。
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久月によると、羽子板は室町時代ごろから魔よけとして飾られるようになった。遊びで使う羽根の硬い黒玉は「無患子」と呼ばれ、無病息災のお守りの意味がある。同社取締役の渡辺進さん(66)は「羽子板でコロナ禍を打ち払い、来年は楽しく明るい年になってほしい」と話した。