NHKの前田晃伸会長(75)が3日、東京・渋谷の同局で開かれた定例会見で、先月27日に終了した連続テレビ小説「エール」について「(今年1月に)会長になって初めて、朝ドラを最初から最後まで見た」と率直に打ち明けた。
その上で「コロナで放送が中断するなど、制作現場は大変だったと思う。最終回のNHKホールでの演出(出演者による合唱)はなかなかだった」とコメント。「NHKにしてはよくやったと思う」とたたえた。
また、「エール」に次いで先月30日からスタートした大阪放送局制作の連続テレビ小説「おちょやん」についても「好スタートではないか。あれだけ演技のできる子役は見たことがない」と高く評価。「『親を蹴飛ばしていいのか』という批判もあるが、ドラマですから…」と苦笑しつつ、理解を求めた。
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「おちょやん」は大坂のお母さんと親しまれた女優、浪花千栄子さんがモデル。幼少期に母を亡くし、貧しい家庭に育ったたくましく明るいヒロインの波瀾(はらん)万丈の人生を描く。