5月に妻(47)の顔を指で突いたとして暴行罪に問われたタレントのボビー・オロゴン(本名・近田ボビー)被告の初公判が3日、さいたま地裁(一場修子裁判官)で開かれた。
白い民族衣装のような服を着用して入廷。神妙な面持ちで証言台の前に立ったボビー被告は、罪状認否で起訴内容に間違いがないかと問われると、英語で「イエス」と認めた。
起訴状などによると、5月16日午前、さいたま市浦和区の当時の自宅で、妻に「ボコボコにするから」などと告げ、左の頬を右手の指先で突いたとしている。
検察側は冒頭陳述で、被告と家族は当時の自宅で1階と2階で実質的に別々に生活し、会話もない状態だったと指摘。家族が暮らしていた2階のガスが使えなくなったことを妻にとがめられ、口論になった末、暴行したと述べた。検察側は追起訴の可能性も言及したが、弁護側は起訴内容については争うことなく、証拠の一部の信用性を問うにとどまった。
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ボビー被告は前日2日に所属事務所を通じて報道各社に直筆署名入りの文書を送付し、妻のDV発言を否定。「妻のトラップにはまってしまった」「妻は遅くとも20年2月ころ離婚の用意をしていたみたいです」と主張していた。