1990年代に「おたく評論家」として活躍した宅八郎(たく・はちろう、本名・矢野守啓=やの・もりひろ)さんが8月11日に都内の病院で小脳出血のため亡くなっていたことが4日、分かった。57歳だった。
宅さんと交流のあった作曲家の片岡宏介氏(47)が3日、自身のツイッターで「先ほど宅八郎さんの弟さんから電話があり、宅さんが8月に脳出血で亡くなられたとのこと」と投稿。「一時期は一緒にバンドもやり、アイドルのリミックスも一緒にやってCD出したり、ホントに毎日のように連絡とって仲良くしてました。ここ10年くらいは疎遠になっていましたが、突然の連絡で本当に驚いています。。」とつづった。
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宅さんは、静岡県浜松市生まれ。法政大在学時は漫画研究会に所属し、CM制作会社に入社するが、退社してフリーライターに。90年2月、「週刊SPA!」に「オタク評論家 宅八郎」として登場すると、森高千里のフィギュアとマジックハンドをトレードマークに「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」などのバラエティー番組に出演した。
2007年4月には渋谷区長選に立候補して落選。主な著書に「イカす! おたく天国」などがある。