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アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・0)のナレーションを30年以上務めてきたキートン山田(75)が来年3月で番組を卒業することが5日、フジテレビから発表された。
「後半へつづく」「もっともな意見である」など、1990年の放送開始から長きにわたり“キートン節”で魅了し、アニメになくてはならない存在だった。多くの名調子をクールな口調の中にも温かみのある優しい雰囲気で彩ってきた。
卒業は、本人から申し出があったことを受け、決定。来年3月28日の放送で最後を飾る。新しいナレーターは今後、制作スタッフでオーディションなどを行った上で決める。
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キートン山田は「…スタッフのみなさん…キャストのみなさん…そして『ちびまる子ちゃん』ファンのみなさん、ありがとうございました!! 番組はまだまだ“後半へつづく” のである」と心温まるコメントを寄せた。
制作チームも「初回放送から約31年間…時に鋭く、そして優しく、ずっとまる子たちを見守ってくれたキートン山田さん。アニメスタッフ一同、感謝の言葉しかありません。今まで本当にありがとうございました!」と返した。
北海道出身のキートン山田は、サラリーマン生活と同時に憧れだった役者を目指して劇団に入団。退職後、第一期アニメブームに乗り、声優デビューした。
代表作は「サイボーグ009」(004役)「ゲッターロボ」(神隼人役)「一休さん」(足利義満役)など。CMのナレーションほか、著書「三流の一流」やCD「まっすぐの煙」など、さまざまな分野で持ち味を発揮している。