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声優のキートン山田(75)が、放送30周年を迎えたフジテレビ系人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・0)のナレーションを来年3月28日放送回で勇退することが4日、分かった。
同作は1990年1月7日の初回から直近の先月29日まで通算1430回放送される国民的アニメ。キートンは全ての回でナレーションを務め、「後半へつづく」や「もっともな意見である」などシュールな中に温かみのある語り口でお茶の間に笑いを届けてきた。
今回の勇退は本人の申し出によるもの。理由は明かされていないが、30周年の節目を迎えたことや体力的な面から決断したとみられる。後任は未定だ。
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キートンは同局を通じ、「スタッフの皆さん…キャストの皆さん…そして『ちびまる子ちゃん』ファンの皆さん、ありがとうございました!! 番組はまだまだ“後半へつづく”のである」とキートン節で感謝。
制作側は「初回放送から約31年間…時に鋭く、そして優しく、ずっとまる子たちを見守ってくれたキートン山田さん。アニメスタッフ一同、感謝の言葉しかありません。今まで本当にありがとうございました!」と功労者をたたえた。
来年3月28日放送回の内容は未定。同局は本紙の取材に「キートンさんを送り出す特別な内容を検討中」とした。
キートンはアニメ「ゲッターロボ」の神隼人、「一休さん」の足利義満、「サイボーグ009」の004の声や、テレビ朝日系「ポツンと一軒家」のナレーションなどで活躍してきた。