年末恒例の合唱コンサート「サントリー1万人の第九」が6日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた。例年は1万人の合唱団が参加するが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため断念し、事前に募集した延べ約1万人分の歌唱動画を会場に流してベートーベンの交響曲第9番を“合唱”した。38回目で初の無観客で行った。
構成を従来の2部から1部に変更して時間を短縮し、公演の模様をインターネットでライブ配信した。会場では総監督の佐渡裕さんがオーケストラを指揮し、プロのソリスト4人と約40人の合唱団が「第九」を歌い、舞台背後のスクリーンに歌唱動画が映し出された。
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佐渡さんは終演後「1万人が動画投稿の形で参加してくれてうれしかった。長年やってきた意義を受け止めてくれたのだと思う」と話した。