「はやぶさ2」カプセル、地球に帰還 6年間で52億キロ…快挙の旅「玉手箱を舞い下ろすことができた」

FavoriteLoadingこの記事をお気に入りに登録しませんか!

オタクエンタメニュースです!
アイドルからアニメや声優、マンガ、ゲームを網羅するオタクのニュースを配信しています。
気になる話題のニュースや芸能の最新ニュースを掲載中!

今回の最新ニュースはこちらです!!

「はやぶさ2」カプセル、地球に帰還 6年間で52億キロ…快挙の旅「玉手箱を舞い下ろすことができた」
「はやぶさ2」が投下した小惑星りゅうぐうの石が入るとみられるカプセルは、夜空に輝く赤い閃光となって地球に帰還した(JAXA提供)【拡大】
その他の写真(1/2枚)

 お帰り、そして、いってらっしゃい-。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が投下した小惑星りゅうぐうの石が入るとみられるカプセルは6日午前4時頃(日本時間午前2時半頃)、大気圏に突入し、着地点のオーストラリアへ落下、地球に帰還した。カプセルは着地予定の南部ウーメラ近くの砂漠で発見、回収された。初代はやぶさに続く快挙を果たし、約6年間で約52億キロを飛んだ「はやぶさ2」は、再び100億キロ先の小惑星へ向かう旅に出た。
 南十字星が輝く豪州南部の砂漠地帯クーバーペディ。6日午前4時前、多くの人が見上げる夜空にカプセルが出現。約30秒間、火球のように光跡を描きながら南東へと流れた。午前4時47分。ヘリコプターのチームが、着地予定の同南部ウーメラ近くの砂漠でカプセルを発見、回収した。

googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });

 相模原市のJAXA管制室で、この模様を見守った津田雄一教授は「美しい大気圏突入だった。感動している」。午後の記者会見でも「玉手箱を舞い下ろすことができた。カプセルは完璧な状態。中を開けるのが楽しみだ」と声を震わせた。
 2010年6月、小惑星イトカワから岩石試料を持ち帰った初代に次ぐ快挙だ。はやぶさ2は14年12月に地球を出発。18年6月、地球から3憶キロ離れ、地球-火星間の軌道を回るりゅうぐうに到達した。2回の着地に成功し、地表の物質と人工クレーターを作製して掘り出した地下の物質を採取。目標の0・1グラムを超えるとみられる。カプセルは、早ければ8日に日本へ到着する。
 カプセルは、まさに玉手箱だ。小惑星には46億年前に太陽系ができた頃の痕跡が残っているとされる。岩石や砂などの試料を採取できれば、太陽系の成り立ちを知る手掛かりになる。地球の生命の材料や海の水は地球に衝突した小惑星からもたらされたとの見方があり、生命の起源の解明にも役立つ可能性がある。
 日本は巨額の科学技術費用を誇る米中などと比べ、予算は乏しい。だが故障が続いた初代の教訓を生かし、多くの改善と対策を実施。「サンプルリターン」技術を世界に先駆けて確立し、実用段階に引き上げた。
 はやぶさ2の旅は、まだ続く。5日午後のカプセル分離後、地球の脇を抜ける軌道に入った。残る燃料で太陽の周りを11周して100億キロ飛び、直径約30メートルの小惑星「1998KY26」へ11年かけ向かう。到着予定は31年7月。上空から観測し着地も試みるが、イオンエンジンの推進力がつき地球に帰還できない。だが、同サイズの小惑星は数百年に一度の頻度で地球に衝突しており、強度などを調べることが被害を減らす対策に役立つ。

[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 「はやぶさ2」カプセル、地球に帰還 6年間で52億キロ…快挙の旅「玉手箱を舞い下ろすことができた」