宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日、探査機「はやぶさ2」が投下し、オーストラリアの砂漠に着地したカプセル内部の簡易分析に着手した。内部に小惑星由来のガスが含まれるかどうかを検査。ガスが検知されれば、はやぶさ2が探査した小惑星りゅうぐうの試料採取が成功した可能性が高まり、関係者は注目する。
小惑星りゅうぐうは、有機物を含む「C型」と呼ばれるタイプ。有機物はガスを発生させるため、もしガスを検知できれば、有機物を採取できた公算が大きくなる。
はやぶさ2は2014年12月、地球を出発して18年6月、小惑星に到着。2度にわたって小惑星への着陸に成功し、6年ぶりに地球へ戻ってきた。
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JAXAは6日、はやぶさ2が地球から約22万キロ離れた位置で分離したカプセルを発見して回収した。はやぶさ2は、残る燃料で100億キロ先の小惑星へと向かった。