ＮＴＴ、独社ＳＡＰと提携拡大　企業のデジタル化支援

　ＮＴＴは７日、ドイツのソフトウエア大手ＳＡＰと３０年以上続けてきた提携を拡大すると発表した。情報通信技術（ＩＣＴ）の開発やマーケティングを共同で進め、国内外の製造業や小売業などのデジタル化を支援する。
　またＮＴＴのグループ企業内での「デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）」にＳＡＰの技術を活用するほか、ＳＡＰがこれまで買収した企業のネットワーク効率化にＮＴＴが協力する。
　ＮＴＴの澤田純社長は「完全なデジタル社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出す」とコメント。ＳＡＰのクリスチャン・クライン最高経営責任者（ＣＥＯ）は「新たな提携により、顧客の組織間だけでなくネットワーク内でも事業の変革ができる」と説明した。

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