大阪府は7日、228人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、感染が判明していた60~90代の男女9人が死亡した。府内では連日、高水準の感染確認が続き、重症者が増加傾向にある。府は7日、11月末に新設した臨時施設「大阪コロナ重症センター」の運用を今月15日に始めるため、ホームページ上で不足する看護師の緊急募集を始めた。
府によると、募集するのは、人工呼吸器を装着した患者のケア経験がある「若干名」。既に協力を求めている府看護協会の会員以外からも応募を期待する。約1カ月間の勤務で、夜勤手当を含む見込み給与は50万円。
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7日現在の府内の重症者は141人で、確保した重症用病床206床の使用率は68・4%。独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」の点灯基準として当初想定していた使用率70%が目前だ。府は3日、基準到達を待たずに赤信号を点灯させ、4日から15日まで府民に不要不急の外出自粛を求めている。
7日の陽性率は7・8%。大阪市の医療機関など5カ所で新たなクラスター(感染者集団)の発生を認定した。府内の感染確認は累計で2万2735人、死者は362人になった。