俳優、菅田将暉(27)が来年6月公開の映画「キャラクター」(永井聡監督)に主演することが7日、分かった。
制作側が構想に10年をかけたオリジナル作品で、漫画家、浦沢直樹氏の「20世紀少年」などのストーリー共同制作者、長崎尚志氏が原案と脚本を担当するダークエンターテインメント作品。
菅田は売れない漫画家・山城役。お人よしな性格のため悪役が描けず、万年アシスタントだったが、殺人事件に遭遇して目撃した犯人の男をキャラクター化して漫画に。作品は大ヒットするが、漫画を模した事件が次々と発生し、その犯人・両角(もろずみ)が山城の前に姿を見せる物語だ。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
殺人鬼の両角役はロックバンド、SEKAI NO OWARIのボーカル、Fukase(35)で、菅田との豪華初共演で俳優デビューを果たす。
制作側は、犯人役として、本業が俳優ではない不思議な魅力を持つ人物を探し続け、少年のような歌声を持ちながら、曲によって表情が変わるFukaseの表現力に着目し、オファーした。
高校時代、人生で初めて買ったCDがセカオワのインディーズアルバム「EARTH」だったという菅田は、“憧れの人”との初タッグに「現場でのたたずまいが“俳優部”すぎて驚きました。むしろ学ぶところだらけでした」と驚きいっぱい。「物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少しはかなげで美しかったです。きっとびっくりすると思います」と予告した。
1年以上、演技のワークショップに通って準備をしてきたFukaseは「撮影が始まるとほどよい緊張感の中、非常に楽しく過ごさせていただいて、クランクアップを迎えたときには涙があふれそうになりました」と充実感をにじませた。